【活動報告】第19回公開講座 子どもの発達を応援しよう

公開講座を終えて

 平成30年8月26日、松山市の生涯学習センターにて、第19回公開講座を開催しました。今回のテーマは、『子どもの発達を応援しよう』で企画し、会員56人、会員外109人と大勢の参加がありました。

 午前の特別講演として愛媛大学医学部附属病院の河邉憲太郎先生、午後からは、愛媛十全医療学院の三澤一登先生とうめだあけぼの学園の酒井康年先生の2人の作業療法士に講演していただきました。

 その他にも、作業療法士による自助具の展示と説明、相談コーナー、書籍販売も行い、多くの参加者が見学や説明を聞いていました。アンケートからも好評な意見が多く、企画した側も大変うれしいことであり充実感がいっぱいの公開講座でした。

 最後になりますが、今回公開講座開催にご協力くださった、三澤先生や発達支援部門の部長である藤井先生他、支援部門のメンバーの方々に深く御礼申し上げます。  

                           事業部長 高尾和宏

受講者の感想

 今回の公演では、3人の講師を招き発達障害について、児童精神科医・作業療法士といった異なる職種からの様々なとても素敵な意見を聞くことができました。

 児童精神科医の渡邉憲太郎先生は、発達課題や発達障害の定義・診断基準について詳しく説明してくれました。

 作業療法士からは三澤一登先生が話し、発達障害を理解するには障害特性を知るだけでなく、対象となる人の生活背景を理解し生活している場所の理解が必要と話す。対象者の行っている行為の意味を知ることにつながり、理解することができると学びました。

 同じく講師を努めた作業療法士の酒井康年先生は、地域支援として発達障害の方を支えている。対象者の目線に立って、どの部分がわからなくて困っているのか、本人が気づいていないところにも視点を向け、わかる・できるようにアプローチしていく。そしてその時の感情をくみとり、出来ないことがある事を本人はどのように見ているのか、出来ない事ばかりの苦しさが毎日ある生活を少しでもできるに変えて「できる自分」の楽しさを引き出すことが重要と学びました。

 酒井先生の講義でとても印象に残っていることは、対象者である子どもから家族の方まで、いろんな人から質問を受け、しっかりと答えるようにしているという発言でした。今回は運動会の話があり、子どもさんのできている部分に目を向けて、出来ていない部分は見なくていい、というものでした。家族の気持ちになると、子どもに期待をするからこそ、出来ない部分が見えてしまうため、とても難しいことだと感じました。ですが第三者が伝えることで気づけることだとも感じました。対象者とその家族の関係が良くなるように周囲の人ができる部分を一緒に見ていくことで本人理解につながると学びました。

 他にも、会場では、作業療法士による相談コーナーや自助具の展示と説明、講師をされた酒井康年先生の、発達障害について書かれた本がたくさん置かれた書籍販売ブースもあり、とても勉強となる公開講座でした。

                  高知リハビリテーション学院 学生 H.K.